ワークフロー

最終更新日: 2024年3月9日
R8 | R9

FLOWSTATUS

FLOWSTATUS("モデル名",モデルの主キー項目(文字列型))

ワークフローの現在の状態(申請,承認,決裁,却下,取り消し)を文字列で返します。第二引数は文字列型である必要があります。

なお「申請,承認,決裁」についてはノード名を指定した場合はそのノード名を返します。ノード名は通常「申請、承認、決裁」などとなっていますが、これはフローパターンの設定時に変更できます。

FLOWSTATUS("leave", TOSTR(${appid}))

FLOWSTATUS関数が空文字を返す場合は、未申請を意味します。

ワンポイント

上記は主キーを整数型と仮定し「TOSTR」関数で文字列に変換しています。 主キーが文字列型の場合は下記のように直接、項目名を指定できます。
FLOWSTATUS("leave", ${appid})

FLOWSTATUS関数を適用した項目はデータベースに保存しないようにしてください。(保存する、を設定しても内部では無視されるようになっています。)
この関数はジョブ制御では利用できません。
FLOWSTATUS関数を適用した項目を検索条件に指定する場合、特別な設定が必要です。 詳細は"モデルのワークフロー状態で検索する"をお読みください。

WF_EVENT

WF_EVENT("イベント名")

ワークフローの処理内容(新規登録、申請、承認、差し戻し、保留、却下、決裁、(申請者による)取り消し)を文字列で返します。[利用例...]

WF_EVENT("Start")
この関数はジョブ制御では利用できません。

国際化対応

戻り値の文字列は国際化に対応しています。例えば日本語環境では "申請" を、英語環境では "Application" を返します。

引数の文字列 日本語 英語
Start 新規登録 Start
Application 申請 Application
Admit 承認 Admit
Back 差し戻し Back
Suspend 保留 Suspend
Reject 却下 Reject
End 決裁 End
Cancel 取り消し Cancel

WF_LASTEVENT

WF_LASTEVENT("モデル名",モデルの主キー項目(文字列型))

ワークフローの直近の処理内容(新規登録、申請、承認、差し戻し、保留、却下、決裁、(申請者による)取り消し)を文字列で返します。第二引数は文字列型である必要があります。

WF_LASTEVENT("leave", TOSTR(${appid}))
この関数はジョブ制御では利用できません。
内部では WF_EVENT 関数を使っています。そのため国際化に対応しています。

WF_CURRENT_USERID

WF_CURRENT_USERID("モデル名", モデルの主キー項目(文字列型))

現在のノードに関する処理保留者(現在、アクションを起こすべき人)のログオンIDを返します。戻り値の型は文字列型です。

ワークフローのデータを新規登録したが申請していない場合、この値はデータを作成したログオンIDが入ります。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_CURRENT_USERID("leave", TOSTR(${appid}))

ワンポイント

上記は主キーを整数型と仮定し「TOSTR」関数で文字列に変換しています。 主キーが文字列型の場合は下記のように直接、項目名を指定できます。
WF_CURRENT_USERID("leave", ${appid})

この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_NEXT_USERID

WF_NEXT_USERID("モデル名", モデルの主キー項目(文字列型))

次のノードに関する処理保留者(次に承認アクションを起こすべき人のログオンID)を返します。戻り値の型は文字列型です。
モデル名とモデルの主キー項目の値を指定することができます。

ワークフローのデータを申請した場合、この値は次のノードの承認者のログオンIDが入ります。(承認者が個人のとき)

合議ノードの場合、複数のログオンIDがコンマ区切りの文字列として返されます。8.5.6

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_NEXT_USERID("leave", TOSTR(${appid}))

ワンポイント

上記は主キーを整数型と仮定し「TOSTR」関数で文字列に変換しています。 主キーが文字列型の場合は下記のように直接、項目名を指定できます。
WF_NEXT_USERID("leave", ${appid})

この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_NEXT_USERID_MAIL

WF_NEXT_USERID_MAIL("モデル名", "モデルの主キー名", "メールアドレスを格納している項目名")

次のノードのメールアドレスを返します。次のノードとは、申請時であれば次の承認者へ、承認時であれば次の承認者(または決裁者)という意味です。差し戻しの場合は、差し戻されたときの承認者になります。グループを使わないことがわかっている場合に利用できます。

第一引数のモデル名と第二引数名の主キー名から、第三引数のメールアドレス格納項目の値を返します。戻り値は文字列型(メールアドレス)です。

WF_NEXT_USERID_MAIL("juser", "userid", "mailaddress")
この関数はジョブ制御では利用できません。
差し戻し先のノードが合議の場合、合議ルールに含まれる全員が対象となります。(合議で承認した人のみ、ではなく全員、です。)

WF_USERID

WF_USERID()

次のノードに関する処理保留者(次に承認アクションを起こすべき人のログオンID)を返します。戻り値の型は文字列型です。
WF_NEXT_USERID()関数の、引数なし版です。当該データに関する値を返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_USERID()
この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_CURRENT_GROUPID

WF_CURRENT_GROUPID("モデル名", モデルの主キー項目(文字列型))

現在のノードに関する処理保留者(現在、承認アクションを起こすべき人)のグループIDを返します。 戻り値の型は整数型です。 値が存在しない場合は、nullを返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_CURRENT_GROUPID("leave", TOSTR(${appid}))

ワンポイント

上記は主キーを整数型と仮定し「TOSTR」関数で文字列に変換しています。 主キーが文字列型の場合は下記のように直接、項目名を指定できます。
WF_CURRENT_GROUPID("leave", ${appid})

この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_NEXT_GROUPID

WF_NEXT_GROUPID("モデル名", モデルの主キー項目(文字列型))

次のノードに関する処理保留者(次に承認アクションを起こすべき人)のグループIDを返します。 戻り値の型は整数型の配列です。 値が存在しない場合は、nullを返します。
モデル名とモデルの主キー項目の値を指定することができます。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_NEXT_GROUPID("leave", TOSTR(${appid}))

ワンポイント

上記は主キーを整数型と仮定し「TOSTR」関数で文字列に変換しています。 主キーが文字列型の場合は下記のように直接、項目名を指定できます。
WF_NEXT_GROUPID("leave", ${appid})

この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_NEXT_GROUPID_MAIL

WF_NEXT_GROUPID_MAIL("jgroupモデル名", "jgroupモデルの主キー名", "jgroupメールアドレスを格納している項目名")

次のノードのメールアドレスを返します。次のノードとは、申請時であれば次の承認者へ、承認時であれば次の承認者(または決裁者)という意味です。差し戻しの場合は、差し戻されたときの承認者になります。グループを使うことがわかっている場合に利用できます。

第一引数のモデル名と第二引数名の主キー名から、第三引数のメールアドレス格納項目の値を返します。戻り値は文字列型(メールアドレス)です。複数ある場合はコンマ区切りの文字列となります。

WF_NEXT_GROUPID_MAIL("jgroup", "jgroupid", "jgroupmailaddress")
この関数はジョブ制御では利用できません。
差し戻し先のノードが合議の場合、合議ルールに含まれる全員が対象となります。(合議で承認した人のみ、ではなく全員、です。)

WF_NEXT_MAIL

WF_NEXT_MAIL("juserモデル名", "juserモデルの主キー名", "juserメールアドレスを格納している項目名","jgroupモデル名", "jgroupモデルの主キー名", "jgroupメールアドレスを格納している項目名")

次のノードのメールアドレスを返します。次のノードとは、申請時であれば次の承認者へ、承認時であれば次の承認者(または決裁者)という意味です。差し戻しの場合は、差し戻されたときの承認者になります。ユーザあるいはグループの両方の可能性がある場合に利用できます。

第一引数から第三引数まではjuserに関するもので、第四引数から第六引数まではjgroupに関するものです。戻り値は文字列型(メールアドレス)です。複数ある場合はコンマ区切りの文字列となります。

WF_NEXT_MAIL("juser", "userid", "mailaddress", "jgroup", "jgroupid", "jgroupmailaddress")
この関数はジョブ制御では利用できません。
差し戻し先のノードが合議の場合、合議ルールに含まれる全員が対象となります。(合議で承認した人のみ、ではなく全員、です。)

WF_GROUPID

WF_GROUPID()

次のノードに関する処理保留者(次に承認アクションを起こすべき人)のグループIDを返します。
WF_NEXT_GROUPID()関数の、引数なし版です。当該データに関する値を返します。戻り値の型は整数型の配列です。 値が存在しない場合は、nullを返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_GROUPID()
この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_IS_ADMITUSER

WF_IS_ADMITUSER()

当該データについて、ワークフローを保留させている人(処理保留者)かどうかを返します。

具体的には、自分自身(ログオンアカウント)が当該データについての処理保留者(WF_NEXT_USERIDの戻り値)または処理保留グループID(WF_NEXT_GROUPIDの戻り値)に属しているとき、trueを返します。そうでなければfalseを返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_IS_ADMITUSER()
この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_APPLICANT

WF_APPLICANT()

当該データについて、ワークフロー申請者のユーザIDを返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_APPLICANT()
この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_APPLICANT_MAIL

WF_APPLICANT_MAIL("モデル名", "モデルの主キー名", "メールアドレスを格納している項目名")

当該データについて、申請者のメールアドレスを返します。

第一引数のモデル名と第二引数名の主キー名から、第三引数のメールアドレス格納項目の値を返します。戻り値は文字列型(メールアドレス)です。

WF_APPLICANT_MAIL("juser", "userid", "mailaddress")
この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_LASTPROCESSDATE

WF_LASTPROCESSDATE()

当該データについて、最後にワークフローに何らかの処理(承認、決裁など)を行った日付時刻を返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_LASTPROCESSDATE()
この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_LASTPROCESS_USERID

WF_LASTPROCESS_USERID()

当該データについて、最後にワークフローに何らかの処理(承認、決裁など)を行った処理者の「ユーザID」(juser の userid項目)を返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_LASTPROCESS_USERID()
この関数はジョブ制御では利用できません。

WF_LASTPROCESS_USERNAME

WF_LASTPROCESS_USERNAME()

当該データについて、最後にワークフローに何らかの処理(承認、決裁など)を行った処理者の「名前」(juser の name項目)を返します。

この関数を利用する項目はデータベースに保存しない設定にしてください。常に最新の値を表示する必要があります。

WF_LASTPROCESS_USERNAME()
この関数はジョブ制御では利用できません。