文字列 - 郵便番号

最終更新日: 2022年1月24日
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郵便番号から住所を求める

郵便番号を入力します。フォーカスを移動すると、住所情報が補完されます。(図1,図2)

郵便番号を入力する
住所が設定される

定義方法

文字列型項目の型詳細設定で「郵便番号」を選択します。このときOKボタンは押すことができません。(図3)

郵便番号を選択する

郵便番号に対応する項目を指定します。(図4)指定後、OKボタンを押下します。

郵便番号に対応した住所項目を指定する

重要

住所に該当する項目がない場合、郵便番号型を使うことはできません。

検索に関するルール

「郵便番号」型の項目に検索条件を指定した場合、対応する住所項目も合わせて検索条件に指定する必要があります。

郵便番号型項目に対する正規表現チェック

標準では自動的に正規表現チェックが有効になります。「3桁数値 + ハイフン(なしも可)+ 4桁数値」となります。

郵便番号の候補を出力する

郵便番号を3桁以上入力すると、郵便番号と住所の候補についての選択肢が表示されます。
図3では、先頭3桁を入力したところです。

郵便番号を3桁入力した

続けて郵便番号を入力すると、候補が絞り込まれます。

候補が絞り込まれる

7桁目を入力することで、郵便番号と住所が確定します。

郵便番号を7桁まで入力する
住所が確定する

ハイフンの扱い

郵便番号を3桁入力後、ハイフンを入力することもできます。その場合、候補もハイフン付きで用意されます。

ハイフン付きの場合

入力フィルタの手動設定

郵便番号は文字列型の一種であるため、標準では「文字列(一般)」フィルタが選択されます。
このフィルタは数値を半角文字に変換しますが、"ー"(全角ハイフン)は全角のままとなります。[詳細...]

そこで郵便番号の場合、フィルタを「文字列(一般)」から「全角→半角」を選択しなおすことを推奨します。 この変更によってハイフンを半角に統一することができるようになります。

ハイフンを入力させない

標準では郵便番号入力項目は "数字7桁" または "数字3桁-数字4桁" のいずれも入力できるようになっています。ハイフンの入力は許容されています。このハイフン入力を不可とする設定は用意されていません。

登録される郵便番号データからハイフンを除きたい場合、次のようにしてください。

  • 郵便番号項目の初期値 - 登録時のタイプを"自動計算式"とし、次の式を設定する。SUBSTITUTE(${項目ID},"-","")
  • 初期値 - 更新時も同じ設定とする。

郵便番号辞書

Wagby には株式会社アイビスが提供する「zipcloud」と、日本郵政が提供する郵便番号データ(事業所別郵便番号)をベースに生成された郵便番号辞書ファイルが同梱されています。

日本郵政が提供する郵便番号には、イレギュラーなデータが含まれています。具体的には、プログラムで解釈不可能な、特別表記です。(例:"以下に記載のない住所は xxx とする" など)

株式会社アイビスの「zipcloud」では、このようなイレギュラーデータを可能な限り排除した形で加工されたものを提供しています。(しかし、すべての郵便番号の変換を保証するものではない、ということを予めご了承ください。)

利用している郵便番号辞書

Wagby は出荷時点でもっとも最新の郵便番号辞書を同梱しています。

ファイルの場所

郵便番号辞書の本体は WEB-INF/jmaster フォルダにある zipcode.dat というバイナリファイルです。

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仕様・制約

  • 郵便番号辞書データはWagbyアプリケーション起動時にメモリに読み込まれます。起動後に郵便番号辞書データを差し替えても、実行中のアプリケーションには差し替えデータは反映されません。反映させるためには、Wagbyアプリケーションを再起動させる必要があります。
  • 郵便番号項目を検索条件とした場合、対応する住所項目も合わせて検索条件に指定してください。
  • ブラウザのロケールが "ja" でない場合、本設定欄は表示されません。