文字列 - URL

最終更新日: 2022年2月7日
R8 | R9

例と定義方法

文字列型項目の属性にURLを指定すると、登録・更新画面で "https://" という文字列が自動的に設定されます。

URLを指定した項目の登録画面

詳細表示画面および一覧表示画面がリンク表示となります。 クリックすると、そのURLが示すサイトが開きます。

リンクが有効になった詳細表示画面

定義方法

文字列型項目の型詳細設定で「URL」を選択します。

URLを指定する
新規登録画面を開いたときの初期値 "http://" 文字列を変更することもできます。モデル項目詳細定義ダイアログから "初期値>登録画面表示時" の設定に任意の URL を記述してください。
新規登録画面を開いたときの初期値を空とすることもできます。モデル項目詳細定義ダイアログから "初期値>登録画面表示時" に "自動計算式" を選択し、値の部分を "" としてください。
初期値を空にする

リンク先画像を表示する

項目が URL 型でリンク先が画像ファイルの場合、画像を表示することができます。

詳細画面での画像表示
一覧画面での画像表示

定義方法

出力制御タブの詳細画面、一覧画面を選択します。「URL型のリンク先画像を表示する」のチェックを有効にします。(標準ではこのチェックは無効になっています。)

詳細画面での定義
一覧画面での定義

リンク先画像の幅と高さを指定する

リンク先画像の表示幅と高さを指定することができます。図9,図10はそれぞれ画像幅を64ピクセルとした例です。

詳細画面での画像サイズを幅64ピクセルとした
一覧画面での画像サイズを幅64ピクセルとした

定義方法

出力制御タブの詳細画面、一覧画面を選択します。「URL型のリンク先画像を表示する」のチェックを有効とし、さらに「画像のサイズ」を指定します。単位はピクセルです。幅と高さの両方を指定できますが、一方を指定した場合、もう一方は比率を維持して自動調整されます。

詳細画面の画像サイズ幅を指定する
一覧画面で画像サイズ幅を指定する

画像表示時にURLを表示しない

URLを非表示にすることができます。

詳細画面でのURLを非表示とした
一覧画面でのURLを非表示とした

定義方法

モデル項目詳細定義の出力制御タブを選択します。詳細画面と一覧画面のタブにある「ファイル名(URL)を表示する」のチェックをはずします。(標準ではチェックされています。)

ファイル名(URL)を表示する、のチェックをはずす

リンクを無効にする

URLまたは画像をクリックすると、そのページを開くという機能を無効にすることができます。
アイコンをクリックしてもそのページへ遷移しません。

リンクが無効になっている(詳細画面)
リンクが無効になっている(一覧画面)

定義方法

モデル項目詳細定義の出力制御タブを選択します。詳細画面と一覧画面のタブにある「ファイル名(URL)リンクを有効にする」のチェックをはずします。(標準ではチェックされています。)

詳細画面の定義
一覧画面の定義

応用 GoogleMapsとの連携

実行例

  1. 住所情報の横「地図で探す」という文字(実際にはGoogle Mapsへのリンク)を用意してみます。 はじめに、郵便番号を入力します。
    郵便番号から住所を求める
  2. 「住所」欄に入力があると画面が再描画され、住所入力欄の横に「地図で探す」という文字が表示されます。これは実際にはリンクになっています。
    住所文字列の入力
  3. 番地など、再度住所情報を入力しカーソルを住所欄から外すと、リンクは更新されます。
    リンクが更新された
  4. 登録後の画面でも「地図で探す」の文字上にマウスカーソルをあてると、次のリンクになっていることがわかります。
    http://maps.google.co.jp/maps?q=沖縄県宜野湾市宇地泊902-1

    このリンクをクリックすると、Google Mapsが開きます。

    GoogleMapsへのリンク

設定方法

住所とURLに関する3つの項目を用意します。 「地図をみる」項目は文字列型で、URLとします。

項目名(日本語) 項目名(英語) 項目の型 隠し(入力) 隠し(出力)
住所 address 文字列
地図をみる map 文字列 - URL
地図をみる表示文字列 mapdisp 文字列
項目の定義
「地図をみる」項目はURLとする

「住所」項目の詳細

「入力制御 > 共通 > 値変更時に画面を再描画する」を有効にします。

「住所」項目の詳細定義

「地図をみる」項目の詳細

この項目は計算式で求めます。住所項目が空でなければGoogle Mapsへのリンクを用意します。パラメータ(q)への住所文字列を加えます。住所項目が未入力(空)であれば空白とします。

IF(
  NOT(ISBLANK(${address})),
  CONCATENATE("http://maps.google.co.jp/maps?q=",${address}),
  ""
)

データベースに保存する必要はありませんので「データベースの設定>値をデータベースに保存する」のチェックを解除します。

「URLの詳細」設定欄で、リンク表示に利用する項目名として "mapdisp" を指定します。この項目は隠し設定をしていることがポイントです。

なお、リンク表示に利用する項目名は文字列型のみ利用できます。

「地図をみる」項目の詳細設定(1)
「地図をみる」項目の詳細設定(2)

別画面で開くときのtarget属性

生成される HTML の anchor 要素の target 属性に反映される値を指定します。空白時は "_blank" という値がセットされるため、クリックするとブラウザに新しいタブが用意されます。上の例では、その新しいタブに Google Map が表示されます。

ワンポイント

[Tips] ここに "false" と記述すると、target 属性自体が出力されません。そのためクリックすると(その画面が)リンク先に書き換わります。

「住所」項目とで並べて表示するため、ラベルを表示しない設定にします。

ラベルを表示しない

「地図をみる表示文字列」の詳細

この項目の値は、上記「地図をみる」のアンカー部として利用されます。(図24の「URLの詳細」設定)

IF(NOT(ISBLANK(${address})), "地図で探す", "")

データベースに保存する必要はありませんので「データベースの設定>値をデータベースに保存する」のチェックを解除します。

「地図をみる表示文字列」の詳細設定

この項目は入力時ならびに出力時の両方で隠し項目とします。

隠し項目の設定(入力制御)
隠し項目の設定(出力制御)

レイアウト

最後にレイアウトを定義します。会社関連の項目を隠しパネル(縦並び)に、さらに住所と地図へのリンク文字列は横並びの隠しパネルにまとめます。

レイアウトの詳しい設定方法についてはこちらをお読みください。

レイアウトの設定