許容文字種

最終更新日: 2021年8月10日

利用できる型とUI

許容文字種を指定できるパターンは次の通りです。

属性 標準UI スマートフォンUI
文字列 -
郵便番号
メールアドレス
URL
ファイル名
テキストエリア
数値 整数
小数
日付・時刻 日付
時刻
日付時刻
他モデルの項目参照 リストボックス
ラジオボタン
チェックボックス
検索画面
ルックアップ

動作例

許容文字種以外を入力するとエラーになります。

標準UI

「顧客かな」項目を、"ひらがな" と "空白" 以外は入力エラーと設定した例は次の通りです。

許容文字種のチェック

スマートフォン UI

(説明準備中)

設定方法

「入力チェック」タブ内の「許容文字種」を選択します。

許容文字種の設定

設定の詳細

許容文字種の設定ルールを説明します。

文字種説明
メールアドレス(「@」はなくてもよい) 入力値にメールアドレス形式の文字列が含まれているかをチェックします。「@」はなくてもよいと判断します。
日付型 次のいずれかの書式で表現された日付かどうかをチェックします。
(yyyyは年(4桁)、MM は月(2桁)、dd は日(2桁)をそれぞれ表しています)
  • yyyy/MM/dd
  • yyyy-MM-dd
  • yyyy.MM.dd
  • yyyyMMdd
  • yyyy/MM
  • yyyy-MM
  • yyyy.MM
  • yyyyMM
  • yyyy年MM月dd日
  • yyyy年MM月
  • yyyy年
  • yyyy
日付型(yyyy-MM-dd) 次のいずれかの書式で表現された日付かどうかをチェックします。
  • yyyy-MM-dd
  • yyyy/MM/dd
  • yyyyMMdd
日付型(yyyy-MM) 次のいずれかの書式で表現された日付かどうかをチェックします。
  • yyyy-MM
  • yyyy/MM
  • yyyyMM
数字-半角全角文字(負数は許容) 入力値が半角文字または全角文字の数字かどうかをチェックします。数字の前にマイナス符号が含まれる場合も、数値として認めます。
数字-半角文字(負数は許容しない) 入力値が半角文字の数字かどうかをチェックします。数字の前にマイナス符号は含まれないものとして扱います。
数字-全角文字(負数は許容しない) 入力値が全角文字の数字かどうかをチェックします。数字の前にマイナス符号は含まれないものとして扱います。
アルファベット-半角全角文字(大文字、小文字を含む) 入力値に半角全角文字のアルファベット(大文字、小文字を含む)が含まれているかをチェックします。
アルファベット-半角文字(大文字、小文字を含む) 入力値に半角文字のアルファベット(大文字、小文字を含む)が含まれているかをチェックします。
アルファベット-半角文字(大文字のみ) 入力値に半角文字のアルファベット(大文字のみ)が含まれているかをチェックします。
アルファベット-半角文字(小文字のみ) 入力値に半角文字のアルファベット(小文字のみ)が含まれているかをチェックします。
アルファベット-全角文字(大文字、小文字を含む) 入力値に全角文字のアルファベット(大文字、小文字を含む)が含まれているかをチェックします。
アルファベット-全角文字(大文字のみ) 入力値に全角文字のアルファベット(大文字のみ)が含まれているかをチェックします。
アルファベット-全角文字(小文字のみ) 入力値に全角文字のアルファベット(小文字のみ)が含まれているかをチェックします。
ひらがな 入力値に平仮名が含まれているかをチェックします。
カタカナ-半角全角文字 入力値に全角あるいは半角のカタカナが含まれているかをチェックします。
カタカナ-半角文字 入力値に半角のカタカナが含まれているかをチェックします。
カタカナ-全角文字 入力値に全角のカタカナが含まれているかをチェックします。
記号-半角全角文字 入力値に全角あるいは半角の記号が含まれているかをチェックします。ここで「記号」とは以下に示す文字をいいます。
! # $ % & \ ( ) ^
~ [ ] . { } ; : + *
_ / - ?
記号-半角文字 入力値に半角文字の記号が含まれているかをチェックします。
記号-全角文字 入力値に全角文字の記号が含まれているかをチェックします。
スペース 入力値に全角または半角スペースが含まれているかをチェックします。

必要最小文字数の指定

許容文字種の必要最低文字数を指定することができます。

最低文字数制限エラー

定義方法

モデル項目の詳細定義ダイアログで「入力チェック」タブをクリックして開きます。
「許容文字種」の欄のセレクトボックスの横にある入力欄に数値を入力します。
指定しない場合は文字数の制限はかかりません。

必要最小文字数を同時に指定する

フィルタとの関係

許容文字種を指定した場合は、自動的に「文字列(最小)」フィルタが適用されます。

任意の文字を指定する

許容文字として、任意の文字を指定することもできます。
例えば、

  • 半角英数
  • 半角記号
  • 半角スペース
に加えて以下の文字を許容したい場合を例に説明します。
  • 「£」と「€」(環境依存文字)

実装イメージ

許容できる文字でなければ、入力エラーになります。

入力エラー画面の例

定義方法

この場合、「任意の文字」の欄に、許容したい文字を直接指定します。
スペースやコンマ、改行などは不要です。複数の文字を連続して指定してください。

任意の文字を指定する

必要最小文字数を指定する 

「規定された記号をN文字以上含む」という要件では、以下のように必要最小文字数を指定してください。
次の例は「€・£のいずれかが2文字以上含まれる」必要があるという設定です。

必要最小文字数を指定する

仕様・制約

  • 数値型項目では、自動的に「半角全角文字(負数は許容)」が「○」になります。
  • 日付型項目では「日付型(yyyy-MM-d,yyyy-MM形式または和暦形式)」が「○」になります。
  • 入力エラーの状態では「保存」などのボタンをクリックすることはできません。
  • 入力対象ではない項目に対する入力チェックを行うことはできません。具体的には計算式で求められる項目や、読み込み専用項目、ルックアップ項目です。