モバイル端末用画面を作成する

最終更新日: 2020年7月29日

スマートフォンUIとは

Wagbyでビルドしたアプリケーションは2つのUIを利用できます。それぞれ「標準UI」「スマートフォンUI」と呼んでいます。

UIとは User Interface の略で、利用者の操作画面を指します。

スマートフォンUIは、標準UIの画面機能をスマートフォン向けに最適化したものです。標準UIの一部機能は使えませんが、スマートフォンからの操作性を向上させています。

Wagby のスマートフォン対応は「Web アプリケーション方式」です。各スマートフォンが備える Web ブラウザを使って操作します。次のメリットがあります。

  • アプリケーションのインストールを行う必要がありません。標準の Web ブラウザから指定された URL でアクセスすると、すぐに利用することができます。
  • 同じく、アプリケーションの変更に伴うバージョンアップ作業も必要ありません。
  • iPhone や Android といった、異なるメーカー製のスマートフォンで動作します。

モバイル端末用画面の作成

モデルの詳細画面を開き、「画面 > その他」タブの「モバイル端末用画面を作成する」を有効にした状態でビルドします。

画面 > その他

サブモデルと併用する

モバイル端末用画面を用意する場合、PC 向けモデルのサブモデルとすることを推奨します。
サブモデルの作成方法はこちらをお読み下さい。メインモデルとサブモデルは常に次のような関係になります。

メインモデルで用意した項目 > サブモデルで用意した項目

ワンポイント

スマートフォンのモデルはその性質から、PC画面より項目を減らす等、モバイル用に特化する必要があるため、専用のモデル(サブモデル)を作成すると使い勝手が向上します。

注意

サブモデルを用意せず、一つのモデル設定でPCとスマートフォンの両方を利用できるように設定することもできます。このとき、標準UIではメニューに表示されません。スマートフォン画面のメニューのみとなります。また後述するスマートフォンの制約をすべて受け入れる必要があります。

対応OS

スマートフォンは iOS および Android OS 上で動作する Web ブラウザに対応しています。

動作例

「チュートリアル > 動作確認(スマートフォン)」をお読みください。

仕様・制約

スマートフォンは PC と異なる画面操作性が必要なため、PC 版とは異なる挙動となります。

動作しない画面動作設定

  • アップロード更新

その他、動作しない機能

  • PC版のレイアウト設定はすべて無効になります。項目が上から順に並ぶスマートフォン専用の画面レイアウトが自動的に用意されます。
  • 管理処理メニュー(管理者用)は表示されません。
  • 共通処理(パスワード変更など)
  • パスワード再設定

PC版との仕様の差異

  • 「ファイル型項目」の扱いが異なります。Android OS では登録・更新画面で写真の選択と送信が可能です。iPhone OS では閲覧は可能ですが登録・更新に未対応です。
  • 階層メニューは未対応です。メニュー設定画面のタブ内に配置されいてるモデルがグループ化されて表示されます。
  • 一覧表示画面のページネーションは対応していますが、「ページにおける表示数の変更」リストボックスは表示されません。

自動判定機能

  • iPad の Safari を用いて Wagby アプリケーションを操作する場合の標準は「PC用画面」となっています。