一覧更新 スプレッドシート

最終更新日: 2022年5月19日

アドオンギャラリーからモデルを入手する

ここで紹介するモデル定義をアドオンギャラリーから入手できます。

このページでは「グラフ」の説明で利用した「売上集計」モデルを例に、スプレッドシートで入力できるようにしてみます。用意する「部門」「売上集計」モデルの内容はこちらのマニュアルで確認できます。

スプレッドシート入力への切り替え

一覧更新ボタンから、スプレッドシート入力へ切り替えることができます。

「一覧更新へ」ボタン

1件目の入力

データが1件もない場合、「新規」ボタンが用意されます。(1件以上データがある場合は、このボタンは表示されません。)ここでは新規ボタンをクリックします。

「新規」ボタン

1行の入力欄が用意されました。

新規入力欄

入力欄(セル)上でマウスをダブルクリックすると、入力できるようになります。リストボックスの場合は選択肢が用意されます。

選択肢の場合

日付項目は、日付を選ぶダイアログを使います。

日付の場合

数値項目は、入力後にタブを押すと入力完了となります。このとき、指定した数値フォーマットが反映されます。ここでは3桁区切りのフォーマットとしています。

数値の場合(1)
数値の場合(2)

2件目以降の入力

任意のセルで Enter キーを押すと、次の入力行が用意されます。

Enterキーで次の入力行が用意される

行の追加、挿入、削除

任意の行で右クリックすると、サブメニューが表示されます。ここで追加、挿入、削除処理を指定することができます。

追加、挿入、削除

空行を削除した例です。

削除の実行(1)
削除の実行(2)

変更を保存する

「保存」ボタンをクリックするまでは、スプレッドシートに行った変更は保存されません。

保存ボタン

「保存」ボタンをクリックすると変更が反映され、一覧表示画面に戻ります。

保存後は一覧表示画面に戻る

詳細画面を確認する

一覧表示画面で、任意の行で右クリックすると「詳細画面を表示」というサブメニューが用意されます。ここから対象行の詳細画面に遷移することができます。

詳細画面へ遷移する

設定

スプレッドシート方式を指定する

「画面>検索・一覧表示」と「画面>一覧更新」の両方で、表示方法を "スプレッドシート" とします。(片方だけスプレッドシートとした場合は動作しません。)

検索・一覧表示のスプレッドシート設定
一覧更新のスプレッドシート設定

モデル参照項目

モデル参照項目(リストボックス)は、REST APIの設定を有効にしてください。この例では部署モデルになります。

REST APIを有効にする

出力フォーマット

日付項目、数値項目には出力フォーマットを設定することができます。

日付項目のフォーマット指定
数値項目のフォーマット指定

カラムの幅(個別)

「出力制御>一覧画面>スタイル>ラベルの幅」を指定することで、スプレッドシートのカラム幅の初期値を設定できます。単位はピクセルです。設定時には単位は指定せず、数値のみを指定してください。

未時指定の列幅は "150" となっています。

カラム幅の設定

カラムの幅(一括)

複数の項目を一括に設定することができます。"ラベルの幅" という文字列をマウスで選択状態にし、「一括設定」ボタンをクリックします。

一括設定(1)

リポジトリキー "presentation/displayitem/@labelwidthForShowList" を選択します。複数項目に値を設定し、保存ボタンクリック後、このダイアログを閉じてください。

一括設定(2)

仕様・制約

対応している項目(型)

  • 文字列
  • 整数
  • 小数
  • 日付(カレンダ入力)
  • 時刻(コロン区切りの直接入力)
  • モデル参照(リストボックス) (*1)
  • モデル参照(検索画面) (*1)
  • モデル参照(ルックアップ) 表示のみ
*1 参照先のモデルで「画面>その他>REST>REST API を有効にする」をチェックしてください。

入力チェック

  • 数値項目に数字以外の値を入力するとセルの背景色が赤くなります。
  • 項目の入力チェック設定(必須、文字数、範囲、許容文字種)は機能しません。
  • スクリプトの入力チェックは機能します。項目の入力チェック設定(必須、文字数、範囲)はスクリプトで実装してください。
  • 変更のあった行(データ)だけが入力チェックの対象となります。変更を行わなかった行(データ)の入力チェックは行われません。

読み込み専用

モデル項目の「入力制御>読み込み専用>一覧更新」設定によって、スプレッドシートのカラム設定が次のように変更されます。

「登録」のみにチェックをつけた場合
既存データの更新が行えます。新規行を追加した場合、このカラムは入力が行えません。
「更新」のみにチェックをつけた場合
既存データの更新は不可となります。新規行を追加した場合、このカラムへの入力が行えます。
「コピー登録」のみにチェックをつけた場合
スプレッドシートではコピー登録かどうかの状態を判別しません。そのため、この設定は無視されます。
「全て」にチェックをつけた場合
新規行追加、更新いずれも、このカラムは入力を行うことができません。

ロック

スプレッドシートが有効になったモデルでは、常に「楽観ロック」となります。(悲観ロックの設定は無視されます。)

編集中のデータであっても、他の利用者は先にデータを更新することができます。一行でも他の利用者によってデータの更新があった場合、その利用者がスプレッドシートに行った編集はすべてエラーとなります。(入力されたデータはすべて破棄されます。)

その他

  • 現在、複合キーのモデルでは利用できません。(この制約は将来のWagbyで改善する予定です。)
  • 入力チェックでエラーが発生した場合はダイアログにエラーメッセージが表示されます。エラーが残っている場合、保存はできません。
  • リセットボタンでは、スプレッドシートのデータがクリアされます。
  • 親子モデル関係の子モデル表示は、常に「HTMLテーブル」となります。
  • 「コピー登録」機能はスプレッドシートでは利用できません。

対応しているブラウザ

PC/タブレットで動作するWebブラウザで動作します。スマートフォンUIには対応していません。

トラブルシューティング

REST APIが有効になっていることの確認

スプレッドシートを選択したモデルは、自動的に REST API が有効になっています。スプレッドシート入力が無効となっている場合、この設定が有効になっているかどうかを念のためご確認ください。この設定が解除されていた場合、手動で有効にしてください。

REST APIの設定

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