文字列 - 追記型リストボックス

最終更新日: 2020年6月16日
R8 | R9

例と定義方法

顧客モデルの「業種」項目を追記型リストボックスとした例を示します。
図1は初期状態です。リストボックスには値が入っていません。ここで "卸売業" と直接、入力して保存します。

図1 追記型リストボックスの利用(1)

更新画面で、先に入力した値が選択できるようになっています。ここでは選択せず、再び "健康" と入力して保存します。

図2 追記型リストボックスの利用(2)

このように直接、入力することもできますが、過去のデータを選択することもできます。

図3 追記型リストボックスの利用(3)

定義方法

「業種」項目は文字列型とします。
モデル項目詳細定義ダイアログを開きます。「入力制御>追記型リストボックス」を有効にします。

図4 追記型リストボックスの設定

検索条件で利用する場合

この設定を行った項目を検索条件として用いた場合、検索条件入力画面でも追記型リストボックスとなります。

仕様・制約

この機能は、すべてのデータをリストボックスに表示します。そのため、格納されるデータ量が多い場合は、この指定は行わない方が良いでしょう。入力パターン数が限定されているようなケースでは有効です。

以下に該当する場合、本機能は指定できません。

参照連動に関する制約

別のモデルから、この追記型リストボックスを参照連動することはできます。しかしさらに、自モデル保存とすることはできません。参照連動で表示するまで、となります。

並び順に関する制約

表示内容の並び順は、ご利用のデータベースに依存します。内部ではSELECT DISTINCT 項目名 FROM テーブル名というSQLを発行しており、並び順を指定していません。(また、並び順を指定する方法も用意していません。)