R9.2.2への移行
最終更新日: 2024年1月12日
R9.2.2で変更された仕様を説明します。
参照連動の連動元項目に式が設定されていた場合、連動元項目の計算後に再度、参照連動を呼び出します。しかしR9.1.6/R9.2.2より、その式が「定数」または「式中の項目が一つのみ、かつその項目(式でもモデル参照でもないこと)を参照するのみ」だった場合は参照連動をスキップするように動作が変更されました。これはパフォーマンス向上のためです。
この影響で、例えば連動元項目に直接、計算式で "1" などの(参照先モデルの主キーの)値を指定している場合は、参照連動が動作しなくなります。
この場合、ビルドログに次のようなメッセージが記録されます。
自動計算式ではなく、初期値(登録画面表示時、詳細画面表示時)にそれぞれ(定数または参照先モデルの主キーの)値を指定してください。
参照連動の連動元項目に式が設定されていた場合の動作 (SPC13760)
[WARN jp.jasminesoft.jfc.gen.HelperGenerator_beforeBase process_refitem_WithRelatedItemAfterCalc] モデル XXX の項目 YYY に式 ${ZZZ} が設定されていますが、式中の項目 ZZZ は式がなく参照連動の設定もされていないため、値の変更による参照連動をスキップします。詳細はSPC13760で検索してください。
回避策