システム系テーブルの変更履歴一覧

最終更新日: 2023年1月30日

概要

Wagbyをバージョンアップする場合、システム系のリポジトリは常に新しいバージョンに含まれるものが利用されます。(旧リポジトリをDesignerで読み込む場合、自動的にシステムリポジトリは新しい方を使うようになります。)

システム系リポジトリの変更では、モデルの追加、および既存モデルへの項目の追加が行われる場合があります。この場合、既存テーブルの drop を行い、再度 create することで変更が反映されます。

drop & create に代わって、開発者は alter table 文を使って手動で変更することもできます。以下の情報を参考に行なってください。

R8.0.0

R7系からR8系に移行する場合の参考情報です。R8.0.0で変更した内容は次のとおりです。

テーブル 追加・変更された項目 説明
juser avatarImage
avatarImage_jshfilename
文字列(ファイル) アバター画像を格納するための項目が追加された。
jfcpreferenceitem key -> pikey 文字列 keyという名前をpikeyへ変更。リポジトリで物理カラム名を指定している。
jfccspreferenceitem key -> pikey 文字列 keyという名前をpikeyへ変更。リポジトリで物理カラム名を指定している。
jfcworkflow_setting$script_setting condition -> sscondition 文字列 conditionという名前をssconditionへ変更。リポジトリで物理カラム名を指定している。

具体的なカラム名や型情報は、ビルドされるアプリケーションに含まれる次のDDLを確認してください。

  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/juser.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcpreferenceitem.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfccspreferenceitemm.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcworkflow_setting$script_setting.ddl

R8.1.2

テーブル 追加された項目 説明
jfcjobstatus - - テーブルの追加。非同期処理対応のため。
jfcjobstatususer - - テーブルの追加。非同期処理対応のため。
jfcjobexectype_m - - テーブルの追加。選択肢モデル。非同期処理対応のため。
jfcjobstatustype_m - - テーブルの追加。選択肢モデル。非同期処理対応のため。
jfcworkstate mainModelname 文字列 メインモデル名が格納される。PCで申請したワークフローをスマートフォンで承認する機能で利用する。旧データインポートではこの項目は空(null)が設定される。

具体的なカラム名や型情報は、ビルドされるアプリケーションに含まれる次のDDLを確認してください。

  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcjobstatus.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcjobstatususer.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcjobexectype_m.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcjobstatustype_m.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcworkstate.ddl

R8.3.0

テーブル 追加された項目 説明
jfcjobschedule exectype 文字列 実行種別。
updatedt 日付時刻 更新日時。
jfcparticipant_setting approval_num 文字列 合議承認数。[詳細...]
jfcjobscheduleexectype_m - - テーブルの追加。選択肢モデル。オートスケール対応のため。

具体的なカラム名や型情報は、ビルドされるアプリケーションに含まれる次のDDLを確認してください。

  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcjobschedule.ddl
  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jfcparticipant_setting.ddl

R8.4.0

テーブル 追加・変更された項目 説明
jprincipal no 整数 "環境>権限>プリンシパルタブ"での一覧表示時の並び。
name -> principalId 文字列 name という名前を principalId へ変更。
category 整数 カテゴリID。[カテゴリについて...]
isShowInSelect 真偽値 プリンシパル選択欄に表示させるかどうかを指定する。true/falseが格納される。
isEditable 真偽値 "環境>権限>プリンシパルタブ"で編集を許可するかどうかを指定する。true/falseが格納される。

具体的なカラム名や型情報は、ビルドされるアプリケーションに含まれる次のDDLを確認してください。

  • wagbyapp/webapps/<プロジェクト識別子>/WEB-INF/export/conf/createddl/jprincipal.ddl

R8.5.0

テーブル 追加・変更された項目 説明
jfcdomainNew id 整数 ドメイン情報を管理するテーブル。idは、このモデルの主キーで、内部ドメインIDと呼んでいる。
domainId 文字列 ドメインID。
domainName 文字列 ドメイン名。
url 文字列 URL。
jcategoryNew id 整数 プリンシパルのカテゴリ情報を管理するテーブル。idは、このモデルの主キー。
no 数字 Designerで表示されるNoの値。
order 数字 並び順。
categoryId 文字列 カテゴリID。
content 文字列 内容部。
jfcmodel$domainNew name_en 文字列 jfcmodelモデルのチェックボックス項目として用意されたテーブル。name_enはこのモデルの主キーで、かつjfcmodelモデルの外部キーでもある。
domainjshid 整数 このモデルの主キー。つまり name_en と domainjshid で複合主キーとなる。内部で管理される。
domain 整数 内部ドメインID。
jfcjobschedule$domainNew id 数値 jfcjobscheduleモデルのチェックボックス項目として用意されたテーブル。idはこのモデルの主キーで、かつjfcjobscheduleモデルの外部キーでもある。
domainjshid 整数 このモデルの主キー。つまり id と domainjshid で複合主キーとなる。内部で管理される。
domain 整数 内部ドメインID。
※ jcategory は R8.4.0 から用いていますが、R8.4.0 ではテーブルではなく principalcategory.xml という外部ファイルで管理していました。R8.5.0から本ファイルを廃止し、テーブルで管理するようになりました。ただしアプリケーションでこの値を編集する必要はないため、管理系の画面(登録や表示など)は用意されません。

削除されたテーブル

テーブル 説明
jfcportletType_m ポートレットタイプマスタ。開発者が変更することはないため、選択肢モデル(初期データ固定)方式に変更する。

R8.5.0へ移行後、このテーブルは手動で削除してください。(残っていても動作に影響はありませんが、使われないテーブルとなります。)

R8.5.2

テーブル 追加・変更された項目 説明
jfcjob$targetmodelsNew name 文字列 jfcjobモデルの繰り返しコンテナとして用意されたテーブル。nameはこのモデルの主キーで、かつjfcjobモデルの外部キーでもある。
targetmodelsjshid 整数 このモデルの主キー。つまり name と targetmodelsjshid で複合主キーとなる。内部で管理される。
targetmodels 文字列 このジョブを実行できるモデルIDが格納される。

R9.0.0

テーブル 追加・変更された項目 説明
jholiday hdate 日付を、日付時刻へ。 旧データ移行時、hdateに "0:0:0" を付与する。
ehdateNew 日付時刻 旧データ移行時、hdateに "23:59:59" を付与する。
alldayflagNew 数値 常に有効 "1" とする。
juser imprintNew 文字列(ファイル) ワークフロー電子印影項目として活用できる。
mailaddressNew 文字列(メール) ワークフローのメール送信で活用できる。
jgroup mailaddressNew 文字列(メール) ワークフローのメール送信で活用できる。

juser,jgroupについての補足

R8のマニュアルで、ワークフローに関する説明で juser, jgroup モデルに項目を追加する方法を含めていました。ここで説明していた内容を、そのまま初期リポジトリに含めています。

R8からのリポジトリを移行したとき、juser と jgroup は移行元の定義がそのまま使われます。 移行後、手動で上記項目を含めてもよいですし、特に含めなくとも動作に支障はありません。

jholidayについての補足

R8 のリポジトリを R9 へ移行すると、テーブル定義は R9 付属の jholiday(上の変更が適用されたもの)が使われます。そのため次の対応を行ってください。

  1. R8 で運用していた休日モデル (jholiday) のデータをエクスポートする。
  2. データベースの jholiday テーブルを削除する。
  3. R9 が用意したテーブル定義で再度、テーブルを用意する。スキーママイグレーション (migrate_db) を使う場合、テーブル定義は自動的に変更される。スキーママイグレーションを使わない場合、手動で jholiday テーブルの削除と再作成を行うか、上の情報に従って直接 alter table 命令でテーブル定義を変更する。なお DDL はwagbyapp/webapps/$(プロジェクト識別子)/WEB-INF/export/conf/createddl/jholiday.ddlに用意されている。
  4. テーブル定義変更後、エクスポートした jholiday データをインポートする。
R6/R7からR9へ移行する場合、R9.0.4 + 公開パッチ3 (2022年2月4日) を適用した版、または R9.1.1 環境をご利用ください。jholiday モデルについて上と同じ処理が適用されます。

R9.2.0

テーブル 追加・変更された項目 説明
jfcsuspendworkstate createuserName 文字列(参照連動) DB保存なし。そのためテーブル定義の変更は生じません。この項目は保留フロー一覧テーブルにも表示されます。