全文検索用インデックスの最適化ジョブ

最終更新日: 2022年6月21日

最適化とは

全文検索用インデックスの最適化ジョブを実行することで、定期的に検索用インデックスを最適化することができます。 これによって全文検索の実行速度を常に最良に保つことができます。

詳細

全文検索(およびサジェスト)はデータの登録、更新、削除のタイミングでインデックスファイルを作成します。これらの更新処理のたびにインデックスファイルが追加されていくため、一つ一つのファイルサイズは小さいものの、ファイル数が多い状態となり、ディスクI/Oの回数が増えていきます。

最適化処理により、これらの小さなファイルを一つにまとめることができます。これによってディスクI/Oを減らすことができるため、パフォーマンスが向上します。

利用方法

ジョブスケジュールにインデックス最適化処理が用意されています。

ジョブの設定

設定方法

  1. 管理者権限をもったアカウントでログオンします。
  2. 管理処理メニューから「ジョブ管理... > ジョブスケジュール検索」画面を開きます。
  3. 「登録画面へ」ボタンを押下し、ジョブスケジュールの新規登録処理を行います。
  4. ジョブ名から「OptimizeIndex4TextSearch」を選択します。その下の説明欄に「全文検索用インデックス最適化」と表示されます。
    「OptimizeIndex4TextSearch」を選択
  5. ジョブパラメータの「追加」ボタンを押し、キーと値を指定します。
    キーと値の記述方法については、指定できるジョブパラメータをお読みください。
  6. ジョブの実行スケジュールを指定します。
  7. 「有効」にチェックを入れます。これにより、このジョブが有効になります。
    ジョブを有効にする
  8. 「ジョブ実行するアカウント」を指定します。ここでは"jobadmin"とします。
    「パスワード」欄には上で指定したアカウントのパスワードを入力します。
    実行アカウントとパスワードを入力
    アカウント"jobadmin"を利用するには事前に「準備:ジョブ実行アカウントを利用可能にする」を行う必要があります。
  9. 「保存」ボタンを押してジョブスケジュールを登録します。指定した時間になると、コマンドが実行されます。
    ジョブスケジュールの登録が完了した

指定できるジョブパラメータ

ジョブに指定するパラメータを複数、指定することができます。
ここで指定できるパラメータ(キーと値)は次の通りです。

キー(パラメータ名) 必須 説明 値の記述例
index インデックスの最適化ではなく、再作成を行ないます。省略時はインデックスの再作成を行いません。 true
maintenance このジョブを実行する際に、メンテナンスモードに切り替えるかどうかを指定します。省略時は "true"(メンテナンスモードを適用する)となります。 false
maintenanceOption メンテナンスモード切り替え時にログオン済みであったアカウントへの対応方法を指定します。[省略可] logout : ジョブ実行前にログオンしていたアカウントを強制ログアウトさせる。
fail : ジョブ実行前にログオンしているアカウントがいれば、ジョブを失敗させる。
(省略時) : ログオンしているアカウントはそのままに、モードを切り替える。

ジョブの実行を停止する

ジョブを一時的に無効にすることができます。

  1. 管理者権限をもったアカウントでログオンします。
  2. 管理処理メニューから「ジョブ管理... > ジョブスケジュール検索」画面を開きます。
  3. 該当する「ジョブスケジュール」を検索し、更新画面を開きます。
  4. 「有効」フラグについているチェックをはずし、保存します。
    ジョブを無効にする

実行結果をメールで送信する

ジョブの実行結果をメールで送信することができます。

多重実行の抑制

ジョブの多重実行を行うことはできません。

あるジョブを 1 分毎に起動させるようにした場合、1 分後にこのジョブの実行が終了していなければ、新しいジョブは実行されません。

すぐに実行する

時間指定ではなく、このジョブを今すぐ実行することもできます。「ジョブの即時実行」をお読みください。

実行対象 8.3.1

オートスケール環境でない場合、常に "1インスタンス" としてください。

オートスケール環境でジョブを運用する場合、"1インスタンス" と "全インスタンス" を選択することができます。[詳細...]