R9.2.5

最終更新日: 2024年9月30日

機能

No 内容 変更箇所 再テストの必要性
* ENH1393801 日本語入力モードで郵便番号項目に数字を入力したとき、同じ文字列が重複入力される問題の改善。これまでは "700-" まで入力し、候補が表示された状態でエンターキーを押すと "700-700-" と重複入力されていた。 [FW] ZipCodeComboBox.js なし
* ENH1400101 日本語入力モードで日付時刻型の項目に数字を直接入力できるようにする。これまでは日付のみ入力できたが時刻は入力できなかった。 [FW] DateTextBox.js
DateTimeTextBox.js
TimeTextBox.js
なし
* REG1401101 ヘルプ(説明)にHTMLタグが含まれている場合、スタイル指定が無視される。R9.2.2で対応したENH1378201「モデル項目の説明文の設定で内容、項目ラベル、入力フィールドに HTML の br, div, span, p 要素を含めることができるようにする」の影響。 [G] html なし
* REG1401201 REST API 更新処理で "400 Bad Request" を返す場合がある。R9.2.0でSpringフレームワークのバージョンを上げたことの影響。 [FW] UpdateController2.vm なし
* REG1359103 コントローラのスクリプトで新規登録 - データベースコミット前のスクリプトがコピー登録時に呼び出されない。R9.2.2で修正したが、親子モデル関係で子モデルにデータが存在する場合に呼び出されない場合があった。 [FW] ScriptCodeRunner4Controller なし
* REG1403501 更新画面で、ファイル型画像サイズの指定が効かない。R9.2.2で対応したFIX13729「項目の幅(ラベルと値)に全角のパーセント文字を指定すると、この値は無視される」の影響。 [G] jsp/html なし
* REG1402101 SpringBatchをジョブスケジュールで起動できない。R8.4.0でSpringBatch を 3 から 4 へバージョンアップした影響。 [FW] SpringBatchSimpleJobLauncher なし
REG1403001 R9.2.1からR9.2.4ではサブデータベースの登録、更新時に "no transaction is in progress" エラーが発生する。 [G] hibernate.cfg.xml なし
REG1420101 画面遷移パラメータの右辺にSEP付きの複合キー値を指定するとビルド処理でエラーと判定される。R9.1.2で対応したFIX13132の項目存在チェックで複合キーの考慮漏れがあった。 (自動生成部) なし
* FIX1399801 物理カラム名を指定した項目が複合キーモデルを参照する場合「参照先項目のテーブル定義の型と同じ設定を適用する」が動作しない。 [G] hbm.xml
ddl
なし
* FIX1400701 ダウンロード「ヘルパ ダウンロード(開始時)」スクリプトで例外発生時、画面が表示されない。 [G] プロセスビーン なし
* FIX1401001 「更新して前へ・次へ」機能と、更新確認画面を同時に設定したとき、「更新して前へ・次へ」ボタン押下で変更した内容が保存されない。 [G] Update<モデルID>Controller なし
* FIX1401501 親子モデル関係の子モデルに対して条件付きFIRST関数を適用するとビルドエラーになる。 [G] ヘルパクラス
calcメソッド
なし
* FIX1403601 参照先モデルが複合主キーの場合、モデル参照の存在チェックとして生成されるコードが誤っていた。 ヘルパクラス入力チェック なし
* FIX1403901 繰り返しコンテナ参照連動で、コンテナ内の項目が複合キーモデルを参照している場合の対応が漏れていた。 ヘルパクラス なし
* FIX1404201 世代管理機能を設定時、対象モデルが複数の子モデルをもつ場合、ビルドエラーになる。 (自動生成部) なし
* FIX1404301 モデル参照項目(検索)で、参照先モデル項目を主キーとし、かつ値を直接入力できるようにするを解除するとビルドエラーになる。 [G] ヘルパクラスgetXX_showメソッド なし
* FIX1403801 一覧表示でヘッダと先頭列を列固定に設定して、表示後にスクロールしていくと徐々にテーブルの罫線がずれる。 [FW] common.js
common.css
なし
* FIX1403401 エラーメッセージ変換部 JFCErrorMessageConverter が実行時エラーになるパターンがあった。 [FW] JFCErrorMessageConverter なし
* FIX1405901 外部キー子モデル一覧を任意の位置に配置したときテーブル幅が狭く表示されるパターンがあった。テーブル要素に適用するCSSスタイルを変更する。 [G] html なし
FIX1401401 繰り返しコンテナ名を "service" とし、コンテナ内項目に絞り込みの設定を行うとビルドエラーになる。 (自動生成部) なし
FIX1404701 一覧画面の一括処理のチェックボックスで全選択、全選択解除をクリックしたときに、一括処理と関係ないチェックボックスまで変わってしまう。 [FW] common.js なし
FIX1406101 親子モデル同時更新画面の子モデル明細部で隠し項目に値がセットされないパターンがあった。一部のinput要素でid属性が未設定だったため。 [G] html なし
FIX1406201 チェックボックス(サブウィンドウ)の設定が帳票画面に適用されていない。 [G] JavaScript なし
FIX1404801 Excel帳票で外部キー連携している値を取得する際にClassCastExceptionエラーが発生する場合があった。 [FW] ForeignKeyReplaceMapProxy なし
FIX1405001 浮動小数点項目の値が infinity のとき、ログに WARN jp.jasminesoft.jfc.app.PresentationPHelperPart3_s2p s2p_basictype Exception と記録されていた。このログは出力させないよう内部でチェックする。 [FW] PresentationPHelperPart3_s2p なし
FIX1405701 モデル参照(検索)で「検索」ボタン押下時に表示されるサブウィンドウについて、データ量が多いと最初から画面下部までスクロールされて表示されてしまう。 [G] common.js なし
FIX1405301 入力チェック(警告)は一回だけメッセージが表示される仕様だが、別のエラーとの組み合わせで複数回エラーメッセージが表示されたとき、警告メッセージは非表示となるが入力欄の背景色が赤のままとなっていた。 [FW] JFCHelperUtils なし
FIX1407401 登録・更新画面で読み込み専用の参照連動項目のスタイル指定が効かない。 [G] jsp なし
FIX1407901 モバイルを利用しないモデルだが、サブウィンドウ検索がモバイル用になっている場合がある。 [G] jsp/html なし
FIX1400801 繰り返しコンテナのボタンに表示条件を設定し、かつこれを検索条件に含めるとビルドエラーになる。 - なし
FIX1402001 マルチセッション環境利用時、一覧表示グリッドで(グリッド)データ読み込み中に何らかの操作を行うと、正しい値が取得できない場合がある。 [FW] BaseController
Grid.js
なし
* FIX1383901 CSSレイアウト利用時、検索画面の日付項目(範囲検索)でラベルのスタイルの設定が反映されない。 [G] html なし
* FIX1399001 CSSレイアウト利用時、他モデル参照検索画面項目を「値を直接入力できるようにする」設定を行なっても帳票出力画面で直接入力できない。 [G] html なし
* FIX1400901 CSSレイアウト利用時、繰り返しコンテナの挿入と削除ボタンに同時に表示条件を設定すると削除が動作しない。 [G] html なし
* FIX1403201 CSSレイアウト利用時、RDBの型が固定長(char)のファイル型項目を利用すると、拡張子判定に失敗しunknownicon.pngアイコンが表示されてしまう。 [FW] JfcUtil なし
FIX1401701 CSSレイアウト利用時、一覧更新画面の追記型リストボックス利用時にHTMLテーブルレイアウト用のソース(jsp)が出力されることがあった。これは動作しないため出力させないようにする。 [G] html なし
* FIX1402701 HTMLテーブルレイアウト利用時、日付時刻型の項目をフォーマットで日付だけにすると検索入力ができない。 [FW] input_date_combo.tag なし
* SEC1399901 HTMLテーブルレイアウト利用時、一覧画面にダウンロードボタンを表示したときに、XSS脆弱性が存在する。 [G] jsp なし
SPC1408101 ログオンアカウントのパスワードが空の場合、パスワードリマインダ機能を動作させない。この場合はログコードJFC00047が記録される。 [FW] RemindPasswordController なし
Noの先頭3文字は次の意味です。"ENH" 新機能・改善。"REG" デグレード。"FIX" 不具合修正。"SPC" 仕様変更。"LIB" 同梱するライブラリ・データのバージョンアップ。"SEC" セキュリティ対策。
変更箇所のプレフィックス文字は次の意味です。[FW] フレームワーク、[G] 自動生成されるコード。

Wagby Designer

No 内容
FIX1401601 リポジトリのリストア時に旧方式(R6)のプリンシパルが含まれていた場合、自動的に新方式に移行するが、その対応に漏れがあった。
FIX1405401 Tomcat設定「リクエストパラメータの最大値」と「POSTの最大サイズ(byte)」に入力した値が入れ替わって設定されていた。

初期リポジトリ

No 内容
FIX1402501 ログオンアカウント(juser)を新規に登録する際、プリンシパルIDの初期値が "0","1" となっていたが、正しくは "1" (共通処理), "2" (パスワード変更) だった。この修正前は、アカウント作成時に割り当てられるプリンシパルは共通処理のみだったが、この修正後は共通処理とパスワード変更の二つのプリンシパルが標準で割り当てられるようになる。

移行ツール

No 内容
FIX1405601 R8.5.0より前のリポジトリを読み込んだとき、ソートルールが "ID" の場合に、"昇順" が明示されていればそのまま、そうでなければ "降順" をセットする。R8.5.0より前のリポジトリ読み込み時、リストボックス選択肢の並び順が変わる場合があることへの対応。

同梱するライブラリ

LIB1393001 祝日情報(JapanHoliday.ics)を2025年祝日に合わせて更新する。
LIB0786260 令和6年5月31日更新分の郵便番号データ(アイビス版)を含める。

パッチ (2024.9.30)

2024.7.1に公開した R9.2.5 への第一回パッチファイルです。

適用方法

WagbyPatch_R9.2.5_20240930.zip
パッチファイルをダウンロード後、展開すると wagbydesigner フォルダと version.txt が用意されます。両方とも、R9.2.5 の wagbydesigner に「上書き(コピー)」を行なってください。

パッチが適用されたかどうかの確認方法

Designerのビルドタブのバージョン日付が "Wagby R9.2.5(Patch1) 20240930-0910" と表示されます。

No 内容 変更箇所 再テストの必要性
REG1186309 Excel帳票出力時、一覧表示またはコンテナ内項目にファイル型が存在すると一般例外 "Cannot read the array length because xxx is null" が発生する場合がある。R9.1.6で修正していたが、その対応漏れ。 [FW] ListReportGeneratorImpl なし
REG1209604 R9.0.2で、CSVアップロード更新のヘッダ読み込みスクリプトで読み込んだヘッダの一部を修正する方法を実装したが、このときCSVアップロード更新のスクリプト readRowData が readHeader の前に実行されるようになった。このため R8 と内部の挙動が変わっていた。これを修正し、ヘッダ読み込み時に最初に readRowData メソッドを行うが、この場合は(readRowDataの)スクリプトは実行しないとした。 [FW] AbstractDbUploadUpdate
-RunnableMonitorFile
-ProcessorImpl
DbUploadUpdate
-RunnableMonitor
-FileProcessorImpl_Csv
なし
REG1402009 グリッド一覧利用時、件数がゼロと表示される。R9.2.5で対応したマルチセッションと一覧表示グリッドの組み合わせで生じる不具合修正の影響。 [FW] JFCServletContextListner
BaseController
なし
FIX1408501 CSSレイアウト利用時、繰り返しコンテナ項目に他モデル参照(検索画面型)を設定し、更新権限に条件を指定すると登録画面表示時に実行時エラーとなる。 [G] html なし
FIX1408601 子モデルの同時更新でコピーを使うとSUM関数が正しく集計されない場合がある。 [G] ヘルパクラス
calcメソッド
なし
FIX1409801 日付時刻型でフォーマットを yyyy-MM-dd HH:mm としている項目で別項目の値をコピーするを行うと、秒までコピーされる。 [FW] DateTimeTextBox.js なし
FIX1408401 複合キーモデルの一部が循環している場合に自動生成処理で Stack over flow が発生する。この場合は処理を停止させエラーとする。 (Wagby Designer) なし
FIX1412501 メインモデルでDB非保存、サブモデルでDB保存という設定を行ってもエラーと判定されない。これはエラーと判定される必要がある。 (Wagby Designer) なし
FIX1412502 サブモデルの参照連動DB保存項目(参照先保存)を用意し、メインモデルに項目定義がない場合、エラーにはならないべきだがエラーと判定されていた。 (Wagby Designer) なし