R9.1.6
最終更新日: 2023年10月30日
R9.1.5向け公式パッチとの関係
機能
No | 内容 | 変更箇所 | 再テストの必要性 |
---|---|---|---|
ENH1369701 | ISEMPTYメソッドを "cond." 表記に対応させる。 | [G] ヘルパクラス calcメソッド |
なし |
ENH1374701 | 「日付・数値の初期値は表示しない」設定を復活する。 | [G] ヘルパクラス s2pメソッド |
なし |
ENH1353901 | 複数の繰り返しコンテナを一つのタブにまとめるレイアウトで、そのタブを表示順に沿って配置できるようにする。(これまでは常に画面下部に配置されていた) | [G] html | なし |
* REG1371501 | 親子モデル関係で、親モデルと同時に表示される子モデルのページネーションが機能しない。R9.1.3で対応したFIX13218「CSVアップロード更新で、実行時エラー(sessionスコープのbeanが取得できない)が生じる」の修正による影響。 | [G] Show<モデルID>Controller | なし |
* REG1186308 | Excel帳票出力時、繰り返しコンテナ内項目にファイル型が存在すると一般例外 "Cannot read the array length because xxx is null" が発生する場合がある。 | [FW] ListReportGeneratorImpl | なし |
REG1271905 | HTMLレイアウト利用時、一括削除を有効にした一覧表示画面で、「一括処理の扱い方法」を「画面に表示されているデータを一括処理の対象とする」としたとき、ページネーションがリンク形式となっていた。正しくはボタン形式となる。R9.1.0で対応したFIX1271901「選択肢モデルを参照するチェックボックス(サブウィンドウ)を用意したとき、そのモデルの一覧表示画面のページネーションが動作しない。」の影響。 | [FW] page_index.tag [G] ShowList<モデルID>Controller |
なし |
REG1376701 | 管理処理メニュー統計情報が日単位の場合にグラフが表示されない。R9.1.2で対応したENH13053「統計情報の出力結果をキャッシュし、高速化する」の影響。 | [FW] LogAnalyzerBaseImpl | なし |
* FIX1366501 | 一覧表示画面(行ごと)の独自ボタンの高さが、他ボタンとわずかにずれている。 | [G] html/jsp | なし |
* FIX1368901 | 入力可・不可制御の制御元項目が隠し項目と読み込み専用両方の設定が有効となっている場合に入力可・不可制御が動作しない。 | [G] javascript | なし |
* FIX1366401 | [G] html | なし | |
* FIX1366901 | 更新権限とサジェストを設定した項目(型:他モデルの項目参照、入力タイプ:検索画面)の挙動がCSSレイアウトとHTMLレイアウトで異なる。 | [G] html | なし |
* FIX1369001 | CSSレイアウト利用時、一覧表示画面をヘッダ行固定に設定すると一覧表示画面表示時にエラーが発生する場合がある。 | [G] html | なし |
* FIX1372801 | HTMLレイアウト利用時、ヘッダ行固定かつ一覧表示の各項目の幅が全体で100パーセントに満たない設定の場合、ヘッダ部とデータ(行)の幅がずれる。 | [FW] common.js | なし |
FIX1378101 | 管理処理メニュー統計情報でセッションタイムアウト(JFC-00023)のグラフが表示されない。 | [FW] LogCodeCondition | なし |
FIX1365601 | 繰り返しコンテナや外部キー子モデルを含まず、ボタン位置が「上」の場合、タブレイアウトが動作しない。 | [G] jsp | なし |
FIX1365901 | 単一主キーモデル参照時、選択肢の無効化マークを空白文字とする設定が有効にならない。 | [G] ヘルパクラス getXX_notexists メソッド | なし |
FIX1369601 | 参照先項目のテーブル定義の型と同じ設定を適用する設定が、参照連動の数珠つなぎに対応していない。 | [G] ヘルパクラス | なし |
FIX1369801 | ラジオボタンまたは検索画面とした項目を検索条件としたとき、検索時必須を指定するとクリアボタンが表示されない。 | [G] html | なし |
FIX1370801 | HTMLレイアウト利用時、行列固定一覧表示方式に一括処理ボタンを組み合わせるとレイアウトが崩れる。 | [G] showList<モデルID>Lp$2_body.jsp | なし |
FIX1371101 | グリッドの列幅を変更後に表示位置が左のサブメニューの表示・非表示を切り替えるとグリッドの表示が崩れる場合がある。 | [G] html [FW] Grid.js [FW] common.js |
なし |
FIX1373101 | モダンカレンダビューで開始日時が登録されており、終了日時が未入力のデータがあると実行時エラーになる。エラーを回避する(が、データ不備のためカレンダに表示されることはない。) | [G] サービスクラス | なし |
FIX1373501 | 繰り返しコンテナ内の項目に閲覧権限を設定したとき、汎用式入力チェックがコンテナの最終行にしか適用されない。 | [G] <モデルID>PInputCheckHelper | なし |
FIX1373301 | CSSレイアウト利用時、テキストエリアをラベルで表示する設定を行うと、わずかに左マージンがずれる。 | [G] html | なし |
FIX1371401 | CSSレイアウト利用時、外部キー子モデルのリッチテキストエリア項目の値がエスケープされて表示される。 | [G] html | なし |
FIX1373701 | CSSレイアウト利用時、マルチセッションの設定を行うと用意される「新規ログオン」リンクが表示されない。 | [G] globallink.html [FW]JfcUti |
なし |
FIX1374501 | 親子モデル同時更新画面の子モデルの参照連動項目に数値フォーマットが適用されない。 | [G] jsp/html | なし |
FIX1375901 | Hibernateのevict処理が失敗した場合の対応を強化し、アプリケーションが処理を継続できるようにする。 | [FW] HibernateDaoSupport [G] ヘルパクラスs2lメソッド |
なし |
FIX1376301 | CSVアップロード更新の新規登録で、初期化手順に含まれる参照連動の処理コードが呼び出されていない。登録画面と同じ挙動にあわせる。 | [G] ヘルパクラスinitialize beforeShowメソッド |
なし |
FIX1378901 | 国際化対応で英語リソースファイル作成時、CSVヘッダのリソース値に必要な#id表記が無視される。 | [G] jfcapp_en.properties.UTF8 | なし |
FIX1379001 | 予約語 (commentなど) を繰り返しコンテナのコンテナ名としたとき、条件付き権限を設定すると不正なコードが生成される。 | [G] ヘルパクラス | なし |
FIX1299102 | Java標準クラス名とストアモデル名がかぶったときコンパイルエラーになる場合がある。Wagbyがストアモデルをnew演算子で生成するとき、常に生成コードにパッケージ名を含めるようにする。R9.1.2でコンディションモデルで対応していたが、これをストアモデルへも拡張する。 | [G] ヘルパクラス | なし |
FIX1379701 | CSSレイアウト利用時、テキストエリア項目に条件付き権限を設定すると実行時エラーとなる。 | [G] html | なし |
* SPC1366301 | Ajax通信時、レスポンスデータでラジオボタン、チェックボックスを再作成する際に updateContent 関数の実行タイミングを onClick から onChange に変更する。onClick の場合、Dojo が内部で保持しているラジオボタンの値が書き換えられる前にサーバへ値が送信されることがあり、画面再描画でラジオボタンの値がクリック前の選択肢に戻る現象が発生することがあるため。 | [G] html | なし |
* SPC1366751 | WorkFlowManagerのインナークラスModelnamePrimaryKeyのコンストラクタをpublicにする。この変更による動作の変更はない。WorkFlowManagerクラスを継承し、Javaカスタマイズを行う場合の配慮。 | [G] WorkFlowManager | なし |
* SPC1373001 | 主キーがnull値をもつことは原則起こらないが、データ移行ミスで複合主キーの一部にnullが混入した場合、画面表示時にエラー画面に遷移してしまう。これを避け、存在しないキーという表示にして画面表示は行えるようにする。 | [FW] PrimaryKeyUtils | なし |
SPC1371001 | 一覧表示のソート条件はログオンアカウントのプレファレンス情報として保存しておき、再ログオン後も維持される仕様だが、その後のビルドで当該項目が削除された場合などは不正なソート条件として維持されてしまう。検索条件をリセットすることで削除されるため運用で回避できるが、さらにソート時に指定項目が存在するかどうかをチェックすることで、不正なソート処理を行わないような処置を行う。 | [FW] CriteriaConverter | なし |
SPC1376001 | 参照連動の連動元項目に式が設定されていた場合、連動元項目の計算後に再度、参照連動を呼び出すが、その式が「定数」または「式中の項目が一つのみ、かつその項目を参照するのみ」だった場合は参照連動をスキップさせる。[この影響による注意点と回避策...] | [G] ヘルパクラスresolvメソッド | なし |
SPC1377601 | 検索を実行して一覧が表示された後にリセットボタンを押下すると検索条件と検索結果がクリアされた状態となる。このとき画面に用意されていた「一覧帳票ボタン」を非活性とする。(これまでは一覧帳票ボタンクリックで、リセットする直前の検索条件で帳票ファイルが作成されていた。) | [G] html/jsp | なし |
SPC1359101 | コントローラのスクリプトで新規登録 - データベースコミット前のスクリプトがコピー登録時に呼び出されない。呼び出そうとするスクリプトが InsertModel1... ではなく InsertModel1C1... と "C" + 数字というサフィックス文字がついたいた。 | [G] スクリプト(ファイル名変更) | この不具合を回避するため開発者がリネームしてcustomizeフォルダに配置していた場合、この不具合回避対応は不要になる。 |
Noの先頭3文字は次の意味です。"ENH" 新機能・改善。"REG" デグレード。"FIX" 不具合修正。"SPC" 仕様変更。"LIB" 同梱するライブラリ・データのバージョンアップ。"SEC" セキュリティ対策。
変更箇所のプレフィックス文字は次の意味です。[FW] フレームワーク、[G] 自動生成されるコード。
Wagby Designer
No | 内容 |
---|---|
REG1341721 | タブレイアウトを設定したモデルについて、差分ビルド後にレイアウト設定画面を再び開くとタブレイアウトの設定が一部、消失する。R9.1.4で対応したレイアウト定義自動削除機能の影響。 |
ENH1372901 | レイアウト指定で項目の幅(ラベルと値)に全角のパーセントやピリオド文字を指定すると、この値は無視されていました(設定は無効になっていました)。これを修正し、全角文字も扱えるようにしました。 |
ENH1373201 | juserのパスワード項目を必須に変更する設定をエラー扱いとする。この設定を行うと、CSVアップロード更新で新規パスワード設定が行えなくなるため。 |
ENH1053306 | 差分ビルド時、自身をメインモデルとする、他のすべてのサブモデルをビルド対象に加えるようにしました。 |
ENH1375201 | モデル参照の設定で参照先モデルを変更したとき、これまで設定していたモデル設定関連(例:絞り込み設定)を同時に削除する。 |
ENH1365701 | コピー登録ボタンの表示条件式はダブルクォーテーションで囲む必要があることをヘルプメッセージで表示する。 |
* FIX1366601 | 一覧表示画面を作成しないが(一覧表示の)印刷形式表示設定が有効の場合ビルドエラーになる。この場合は印刷形式表示設定を常に無効扱いにする。 |
* FIX1367201 | リポジトリにmodel/modelitem/@transientというキーが存在しなかった場合、DB保存ありと解釈されてしまう。キーが存在しない場合はDB保存なしとして扱うようにする。 |
* FIX1367601 | 文字列型項目の初期値のタイプを「ログオンID」とし、かつ、式を設定するとビルドエラーになる。 |
FIX1368201 | 入力可・不可制御の設定を行うと自動生成時にエラー (NPE) が発生する可能性があった。 |
FIX1369401 | ビルド時にリポジトリ文法チェックでエラーを検出後、この修正を行なって差分ビルドを行うとコンパイルエラーになることがあった。この場合、フルビルドに切り替えることでビルドエラーを回避するようにする。 |
FIX1369501 | 設計書出力機能で、検索条件の項目名を日本語のプレースホルダを利用した場合に出力されない。 |
* FIX1373401 | メニューのタブ名の前後に空白が含まれている場合にタブ入替後のタブ表示順が正しく設定されない。 |
FIX1374801 | 汎用式入力チェックの設定を「削除」し差分ビルドを行うと、ビルドエラーになる。 |
FIX1375301 | 日付型項目の初期値に yyyy-MM-dd 形式の値をセットすると、文法エラーとみなされDesignerで警告が出力される場合がある。この警告は無視できるものだが、このような誤った警告を出さないようにする。 |
FIX1377601 | 帳票出力ボタンの表示制御を設定するとDesignerが実行時エラーとなる場合があった。 |
移行ツール
No | 内容 |
---|---|
* FIX1367301 | R6定義ファイルからの移行処理で、リポジトリキーref_model/modelitem/@typeがnullになる場合があった。 |
* FIX1367401 | R6定義ファイルからの移行処理で、convMasterToStoreTypeメソッドが実行時エラー (NPE) となる場合があった。 |
同梱するライブラリ
LIB1371201 | Apache Tomcat を 9.0.73 から 9.0.75 へバージョンアップする。CVE-2023-28709への対応。 |
LIB1371301 | Jackson を 2.12.4 から 2.12.7 へバージョンアップする。jackson-databind における脆弱性への対応。 |
LIB0786257 | 令和5年7月31日更新分の郵便番号データ(アイビス版)を含める。 |
パッチ (2023.10.2)
2023.8.21に公開した R9.1.6 への第一回パッチファイルです。
適用方法
WagbyPatch_R9.1.6_20231002.zip
パッチファイルをダウンロード後、展開すると wagbydesigner フォルダと version.txt が用意されます。両方とも、R9.1.6 の wagbydesigner に「上書き(コピー)」を行なってください。
パッチが適用されたかどうかの確認方法
Designerのビルドタブのバージョン日付が "Wagby R9.1.6(Patch1) 20231002-1340" と表示されます。
No | 内容 | 変更箇所 | 再テストの必要性 |
---|---|---|---|
FIX1381001 | 参照連動の連動元項目が複合主キーモデルを参照し、かつ、当該連動元項目が主キーの一部に含まれ、複合主キーに数値項目を含む場合にコンパイルエラーになるパターン。 | [G] ヘルパクラス | なし |
FIX1382901 | モデル参照(検索)項目で、参照先モデルが削除された状態で、詳細画面に "存在しないデータ xxx (-)" と表示されず、単にコードのみが表示される場合がある。 | [G] ヘルパクラス getXX_show メソッド |
なし |
FIX1383001 | 登録の確認画面を経由すると項目別権限設定をした項目の値が消える。 | [G] ヘルパクラス s2pメソッド |
なし |
FIX1366404 | CSSレイアウト利用時、コピー登録の確認画面に遷移すると実行時エラーが発生する。R9.1.6の対応に漏れがあり、再修正した。 | [G] html | なし |
FIX1381301 | CSSレイアウト利用時、登録確認画面と更新確認画面に含まれる繰り返しコンテナが入力可能な状態となっている。 | [G] html | なし |
FIX1382201 | CSSレイアウト利用時、一覧更新グリッドの新規ボタンが表示されない。 | [FW] UpdateListGrid.js | なし |