R9.2.7

最終更新日: 2025年1月30日

機能

No 内容 変更箇所 再テストの必要性
ENH1386001 ログオン処理のタイミングで実行されるスクリプトで、p.request を利用できるようにする。 [FW] LogonService なし
ENH1415801 juserのサブモデルを作成時、このサブモデルの登録、更新画面でもプリンシパルを表示させる。R9.1.0で表示画面のみプリンシパルを表示させるようにしていたが、これをさらに強化した。この対応により、権限による表示制御設定は不要となった。 [G] html なし
ENH1390501 CSSレイアウト利用時、入力チェック(範囲チェック)の設定が検索画面の項目にも適用されるようにする。 [FW] common.js なし
ENH1390502 CSSレイアウト利用時、入力チェック(正規表現チェック)の設定が検索画面の項目にも適用されるようにする。 [FW] common.js なし
ENH1418701 アップロード更新処理で、アップロードされるファイルの拡張子をチェックする処理を追加する。ファイルの拡張子がcsvまたはtsvでない場合はエラーとして扱うようにする。 [G] コントローラクラス
do_uploadData_
checkFileメソッドを新設
なし
ENH1418801 自動生成されるプレゼンテーションモデルのメソッドplGet,plAdd,plSet,plAddByString,plSetByString,isMatchメソッドのコードを見直し。余分なローカル変数や未使用のif文を削除することで、数パーセントのコード削減を行う。 [G] プレゼンテーションモデル なし
REG1312103 絞り込み設定で固定値の値をコンマ区切りで指定したときエラーと判定される。R9.2.0で対応したエラーチェック強化の影響。 (自動生成部) なし
REG1414701 バーコードの画像が一覧表示Excelで出力されない。R9.0.0で対応したENH11863「一覧帳票のメモリ利用率の改善」の影響。 [FW] ListReportGeneratorImpl なし
REG1420901 親子モデル同時更新の子モデルに式を含むスタイルを設定するとビルドラーになるパターン。R9.2.6で対応したFIX14072「入力制御 > スタイル > 親モデルとの同時更新に式を適用しても動作しない」の影響。 [G] ヘルパクラス なし
FIX1412201 ジョブのインポートでtargetを指定しないとジョブ状態(jfcjobstatus)レコードの削除および更新に失敗する。 [FW] JFCBaseJobBean なし
FIX1414801 数字の範囲チェックが行われている項目では、入力文字列の妥当性チェックを行わないようにする。(範囲チェックでカバーできているため。エラーメッセージが冗長となっている。) [G] ヘルパクラス
input_check メソッド
なし
FIX1415101 ログオンセッションが無効になったあと、このセッションに対して属性値(アトリビュート値)をセットしようとしていた箇所があった。この処理は無効なので処理を行わないようにする。 [FW] LogonService なし
FIX1415403 一覧更新画面から更新したとき、世代管理「更新前」レコードが作成されない。 [G] UpdateList
<モデルID>Controller
なし
FIX1418901 登録・更新系のサーバサイドスクリプトでロックエラーが発生した場合に内部エラーのメッセージが表示されていた。これを変更し、ロックエラーのメッセージ "関連データ モデル主キー をユーザー xx が編集中です。" を表示させるようにする。 [FW] ScriptCodeRunner なし
FIX1414701 ワークフロー適用モデルにウィザードと確認画面の設定を組み合わせたとき、確認画面から戻ると「申請フロー は必須項目となっています。」というエラーとなる。 [G] コントローラクラス
reserveParticipantIdメソッド
なし
FIX1415201 複合キーモデルを参照したマッピング項目先の一つが参照連動の場合、そのマッピング項目の参照連動が行われない。 [G] ヘルパクラス
p2sメソッド
マッピングを指定した項目の参照連動の動作
FIX1420501 一覧表示テーブルが列固定で項目がテキストエリアの場合に左右の行の高さが揃わない場合がある。 [FW] common.js なし
FIX1409401 エラーページに遷移したとき、ログにエラーメッセージ The request was rejected because the URL contained a potentially malicious String "//" が記録されることがある。主力された html の link 要素の一部に誤ったパス "themes//.css" が含まれていた。 [G] html なし
FIX1416401 検索画面にスラッシュ区切りの日付フォーマットの日付と時刻の項目があると検索実行後にダウンロードボタンが押下不可となる。 [FW] DateTimeTextBox.js
[G] html
なし
FIX1417101 通常検索と全文検索を併用するモデルで実行時エラーが発生したときのtry-catch節の対応漏れがあった。 [FW] RHibernateList なし
FIX1417201 エクスポートジョブで "zip_archive_out is null" というエラーが生じることがある。 [FW] XMLLoader
XML2DBLoader
なし
FIX1417301 juserテーブルのuserid項目にデータベースの物理型を設定したとき、juser$preference_itemのテーブル定義に反映されない。 [G] juser.ddl なし
FIX1384401 ワークフローの開始フロー、保留フロー状態検索画面を開くとNull Pointer Exceptionエラーが生じる。動作に影響ないがNPEチェックを強化する。 [G] JfcsuspendworkstateCpHelper なし
FIX1419401 入力チェック時に画面に表示されるエラーメッセージに含まれる項目名は "ラベル名" だが、詳細画面が定義されていないモデルではラベル名が使われず、項目名になってしまう。R9.2.3で対応したFIX13819の対応もれ。 [G] ヘルパクラス
エラーメッセージ出力部
なし
FIX1421001 チェックボックス項目に式を含むスタイルを指定するとビルドエラーになるパターン。 [G] ヘルパクラス なし
FIX1383301 CSSレイアウト利用時、検索画面と一覧表示画面を分けた場合にサブウィンドウ検索画面で一覧から検索画面へ戻るボタンが表示されない。 [G] html なし
FIX1387001 CSSレイアウト利用時、一覧更新画面からサブウィンドウ検索を使ってコード値を指定したとき、コード直接入力部に値が入らない。 [G] html なし
FIX1407501 CSSレイアウト利用時、読み込み専用項目の入力欄の文字色の CSS が設定されない。 [G] html なし
FIX1410201 CSSレイアウト利用時、モデル参照項目(検索)を直接入力可能としたとき、プレースホルダの設定が反映されない。 [G] html なし
FIX1414901 CSSレイアウト利用時、サブメニュー表示位置を左に設定した場合にテーブル等が角丸表示されていた。 [G] html なし
FIX1415301 CSSレイアウト利用時、「日付と時刻」項目の範囲検索で終了時刻のデフォルトが00:00:00となる場合があった。入力値が空の場合は値をセットしないようにする。 [FW] DateTimeTextBox.js なし
FIX1416001 CSSレイアウト利用時、繰り返しコンテナに閲覧権限を設定すると表示時に実行時エラーとなる場合がある。 [G] html なし
FIX1417401 CSSレイアウト利用時、参照先モデル項目に文字列の「メールアドレス」を指定すると、検索画面で行の選択が行えない。 [G] html なし
FIX1418201 CSSレイアウト利用時、一覧表示をグリッドにした場合にテーブルの高さが設定されない。 [G] html なし
FIX1419301 CSSレイアウト利用時、日付時刻型項目の入力画面で、オプション日付(曜日)が出力されない。 [G] html なし
FIX1420101 CSSレイアウト利用時、モデル参照(検索)項目を検索条件とし、「未入力値を検索する」を有効にしても画面に"未入力を検索"チェックボックスが表示されない。 [G] html なし
FIX1420601 CSSレイアウト利用時、ファイル項目にシングルクォーテーションを含むファイル名を登録すると詳細表示画面が表示されない。 [G] html なし
FIX1407501 HTMLテーブルレイアウト利用時、モデル参照(チェックボックス)項目の「入力欄を囲う領域」の文字色の CSS が反映されない。 [FW] common.css
flat.css
なし
SEC1414301 日付のオプション表示機能を使用した場合にXSS脆弱性がある。 [FW] input_dateTimeTextBox.tag
show_text.tag
なし
SEC1418401 ファイル型項目でアップロードできるファイルの拡張子を指定したとき、これまではブラウザで拡張子チェックを行っていたが、通信路の途中で拡張子を書き換えるハックが行われた場合を考慮し、サーバ側でも再度、拡張子チェックを行うようにする。 [G] コントローラクラス
マルチパートフォーム処理
なし
Noの先頭3文字は次の意味です。"ENH" 新機能・改善。"REG" デグレード。"FIX" 不具合修正。"SPC" 仕様変更。"LIB" 同梱するライブラリ・データのバージョンアップ。"SEC" セキュリティ対策。
変更箇所のプレフィックス文字は次の意味です。[FW] フレームワーク、[G] 自動生成されるコード。

Wagby Designer

No 内容
ENH14190 Wagbyアプリケーション (wagbyapp) を AWS で運用する手順を刷新する。これまで利用してきたコードパイプラインの入り口となる Git Repository が (AWSのポリシーで) 廃止されたため、代わって S3 からコードパイプラインを駆動するようにする。
ENH14179 ウィザードを利用したモデルで、入力可不可制御に利用する項目がウィザードに含まれていない場合にエラーメッセージを出力する。
ENH1416501 クラシックカレンダビューを使うモデルでは強制的にHTMLレイアウトを利用するようにする。(CSSレイアウトでは動作しないため)
FIX1421201 リポジトリ読み込み時、.domainフォルダ内のファイルにdomain/@idがない(想定外の)ファイルを読み込むと実行時エラーとなる。

移行ツール

No 内容
FIX1416801 R7のリポジトリで「ログに変更履歴を残す」にCHANGEを設定した場合、R8/R9へこの設定が引き継がれない。

同梱するライブラリ

LIB1417001 Apache Tomcat を 9.0.83 から 9.0.98 にバージョンアップする。脆弱性 CVE-2024-52316,CVE-2024-52317,CVE-2024-52318 他への対応。
LIB0786262 令和6年12月27日更新分の郵便番号データ(アイビス版)を含める。