一覧更新 グリッドを利用する
最終更新日: 2022年8月3日
R8 | R9
定義方法
「画面 > 一覧更新 > グリッドで表示する」を有効にします。

R8.5.4 までの Wagby をご利用の場合、REST APIの設定を有効に設定してください。なお R8.5.5 以降の Wagby では自動的に有効になります。

基本機能
一覧更新画面ではグリッド形式でデータの更新・新規登録・削除処理を行うことができます。

更新
各行がそれぞれ一つのデータに対応します。行内の入力欄を修正します。修正中のデータはロックされます。保存処理では、修正中のデータのみが更新されます。
コピー登録・新規登録
各行の左側に用意された「コピー」または「新規」ボタンを押下します。
削除
左側に用意された「削除」欄で、削除したいデータをチェックします。保存ボタンを押下することで削除されます。
保存
現在の編集状態を保存します。保存後にロックは解除されます。エラー行は無視されます。たとえば10行編集中で1行に入力エラー(例 必須入力漏れ)があった場合、保存ボタンを押下することで9件が保存されます。
キャンセル
すべての編集状態を解除し、元の画面(一覧表示画面)へ戻ります。途中まで編集した値は保存されません。
入力チェック
現時点のデータの入力チェック処理を行います。エラーがあった場合は "エラー" と表示されます。保存ボタンを押下する前にチェックを行う運用ができます。
複数ページにまたがる修正
件数が多い場合、複数のページに分割して表示されます。ページを移動した場合でも、編集作業の内容は記憶されています。元のページに戻ると、編集中のデータが復元されます。
対応している項目の型
グリッドで対応している項目の型は次のとおりです。
- 文字列(テキストボックス)
- 数値(テキストボックス)
- リストボックス
- ラジオボタン
- チェックボックス
- 日付カレンダ
ページタイトル
説明文
更新処理を許可する
画面例
更新処理を許可しない、という設定を行うことができます。次のような動作になります。
- 新規登録は行える。
- 更新・削除処理が行えない。
すなわち一覧更新画面中に「入力できるレコード」と「入力できないレコード」が混在した更新モードになります。

行の「新規」ボタンを押下すると新規入力用のレコードは用意されます。

定義方法
「更新処理を許可する」設定を解除します。(標準で有効になっています。)

ロック制御
一覧更新画面では、表示されているデータがロックされます。
「次のページ」や「前のページ」に移動した場合、修正されたデータはそのままロックを保持し、修正されていないデータのロックは解除されます。
ページを移動した時にロックの取得に失敗した場合は、編集することはできません。一覧更新(非グリッド形式)と異なり、そのデータの左端にロック失敗とは表示されません。
テキストエリア
グリッド形式の一覧更新画面では、テキストエリア項目のサイズは固定です。複数行入力時はスクロールバーが付与されます。

一覧更新画面の同時表示数
この設定は一覧表示と同様の動作になります。詳細は"検索・一覧表示>一覧表示画面の同時表示数"をお読みください。
一覧更新画面のページネーション
この設定は一覧表示と同様の動作になります。詳細は"検索・一覧表示>一覧表示画面のページネーション"をお読みください。
用意されているボタン(機能)
"一覧更新>用意されているボタン(機能)"をお読みください。グリッド形式利用時は次の制約があります。
- 「保存」ボタンを無効にすることはできません。
削除の権限にかかわらず、削除用チェックボックスは常に表示されます。R8.5.0 で権限に応じてチェックボックスが非表示となります。新規登録や更新、削除の権限にかかわらず、ボタンは常に表示されます。R8.5.0 で権限に応じてボタンが非表示となります。
仕様と制約
「画面機能 > 一覧更新 > 仕様と制約」に準じます。 グリッド形式の場合に追加された制約は次のとおりです。
- スクロールタイプ(列固定、ヘッダ行固定、ヘッダ行・列固定)を指定することはできません。
- グリッド内のボタンの表示制御に式を記述することはできません。(式による判定処理は動作しません。)
- 郵便番号と住所の連動機能には対応していません。
- 一覧表示の集計には対応していません。
- 主キーを入力する方式には対応していません。主キーは自動採番のように、入力しない方式のみ動作します。
- 他項目の値による入力制御には対応していません。