WAGBY11 MANUAL / 28
メール配送の状況をメトリクスで確認する
メールの滞留件数、期間内の配送結果、SMTPの応答時間を確認し、現在の待ち行列と過去の履歴を分けて把握できます。
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1. このページで伝える機能
メールの滞留件数、期間内の配送結果、SMTPの応答時間を確認し、現在の待ち行列と過去の履歴を分けて把握できます。
2. Wagby11で実現できること
2.1 集計期間を選んで状況を確認する
システム管理者が「システム > システム運用 > メール送信 > 配送メトリクス」を開きます。集計期間を選び「更新」で取得し直します。画面では直近1時間・6時間・24時間・3日・7日・31日から選べ、初期値は24時間です。更新日時と集計開始日時も確認します。

最初に未処理・再処理待ちの件数と最古の未完了メールを見て、滞留の有無を確認します。未完了はPENDING・PROCESSING・RETRY_WAITが対象です。FAILEDは、失敗原因を調べて手動対応する状態として区別します。
2.2 現在の件数と期間内の結果を読み分ける
| 表示 | 意味 |
|---|---|
| 現在のキュー | 現在の状態別件数と最古の未完了要求。集計期間内に発生したものだけの件数ではありません。 |
| 期間内の配送結果 | 指定期間の監査ログにある受付、成功、最終失敗、再試行予定、手動再送、添付解放などの記録を集計します。 |
| SMTP実測 | 現在のREST APIプロセスの送信試行数、成功・失敗数、平均・最大応答時間です。 |
成功率は、指定期間に終端結果となった送信成功と、恒久失敗・再試行上限到達・失敗扱いのタイムアウトをもとに計算します。再試行予定は終端結果に含めません。
現在のFAILED件数と、期間内の最終失敗件数は一致するとは限りません。再送や取消で現在の状態が変わっても、過去の失敗記録は残るためです。この例でも、手動再送後の要求がPENDINGに戻った一方、期間内の失敗履歴は残っています。
2.3 再起動で残る情報とリセットされる値を区別する
現在のキューはOutbox、期間集計は配送監査ログのDB情報から取得します。REST APIを再起動しても記録は維持されます。一方、SMTPの実測は現在のREST APIプロセスのタイマーで計測し、再起動すると試行回数・成功失敗回数・応答時間がリセットされます。
SMTP実測が0でも、過去の受付・失敗履歴がないとは限りません。SMTP接続前に失敗する場合もあるため、配送結果の件数と通信の実測は別に読み取ります。SMTP実測の欄は集計期間全体の履歴を表すものではありません。
失敗や滞留が見つかったら配送監査ログで個別の経緯を調べ、メール送信管理で対応します。APIで集計する場合はwindowHoursを1〜744の範囲で指定し、省略時は24時間です。
3. 標準機能のAppSchema(参考)
配送メトリクスはEntityの一覧画面ではなく、標準のシステム機能です。集計用の業務モデルを追加せず、既存メニューから利用できます。入口を調整する場合の遷移先の抜粋です。
target:
kind: system
feature: mail-delivery.metrics
集計期間は画面またはAPIの指定で変更します。メニューの表示制限だけでなく、APIでも管理者権限を検査します。
4. 参考資料
- guide:メール送信
designer/docs/appschema/html/guide/13-mail/index.html- Java共通基盤:メール送信
designer/docs/java/html/23_mail_delivery.html